家族となる、この小さな命のために

今日、わが家に仔犬がやって来る。

少し前、初めて会った仔犬はまだ本当に小さくて、
近づく私を見て少し震えていたように思う。
でも、やさしく声をかけながら手を差し出したら、
仔犬は興味深そうに近づき、この手にそっと触れた。
そのときの柔らかな感触は、この先もずっと忘れることはないと思う。
なぜなら、その瞬間、ふわふわとした綿毛を纏ったような仔犬が、
家族になることが決まったからだ。

それから、この日を今か今かと待ちわびたわが家。
同時にそれは仔犬を迎える準備に明け暮れる日々でもあった。

リビングの一角には、家族といつも一緒にいられるようにケージを置き、
その近くにはトイレも用意した。
念のため、ケージの中にはペットシーツも敷いておく。
あとはこの環境に早く慣れてもらうために、
仔犬のニオイのついたものをもらってこよう。

首輪やリードもお気に入りのものを見つけてきた。
もちろん、仔犬が嫌がらないように付け心地もしっかり考えて選んだものだ。
これを着けたときの仔犬の姿を想像すると自然と顔がニヤついてしまう。
きっとかわいいだろうなぁ。

フードだって、ペットショップのスタッフさんに聞いて、
栄養バランスがよくておいしそうなものを選んできた。
それにしても、最近のフードのバリエーションはすごい！
これだけたくさんあると目移りしそうだけど、
元気で長生きしてもらいたいから、
きちんとしたものを選んでいくことは飼い主の責任だと思う。

初めて仔犬と会った日。
私は手に触れる小さな命の重さを実感し、
この小さな命をしっかり守っていこうと決めた。
だから、一緒に生活していく中で仔犬の好みを把握し、
仔犬が喜ぶものをじっくり選んでいくつもりだ。

私たち家族と犬との物語が、今日からいよいよ始まる。
おもちゃもたくさん用意したし、さあ、そろそろ迎えに行こうか！